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アイコンTストーリーその④『沖縄タイムス社編』

 

 

企業のロゴデザインやロゴマークを
Tシャツに落としこみ、
ファッションとして提案していく
この企業コラボ企画を、我々Habu Boxスタッフは、
『沖縄 ザ・アイコンT』と名付けることにした。

この主旨をまず企業に理解してもらうことから
始めなければならず、
前例もないことなので、実際断られたケースもある中、
我々は今日も企業の門を叩き、
郷土のアイコンとしての敬意と
熱いTシャツ愛を伝えて回るのであった…

 

那覇市おもろまちの新都心。
南側域にそびえるメディアビルに「沖縄タイムス」があった。
デザイナーのKO-TAは、そのビルを見上げるときから
緊張の顔色を隠せなかった。

 

 

その理由はこうである。公太のデザインプレゼンは
2点あって、タイムスロゴをあしらったデザインは
まぁいいものの、もう1点である。
沖縄タイムス発刊1号の手書き紙面を
そのまま全面にプリントするというもの。
公太はユニークなデザインとして自信はもつものの、
なにしろ大胆デザインだけに
相手に受けるか気が気でなかった。

そして、いよいよエレベーターに乗って上の階へ。
緊張で階数も覚えていない。
そして、緊張の面持ちで経営企画室に
通された公太と當山と仲尾。
現れ出たのは、室長の銘苅達夫さんと
社員の島袋晋作さん。室長が50~60代。
島袋さんは20~30代。

 

 

 

その問題の「手書き紙面」のデザインを見て案の定、
島袋さんは反応がいいが、問題は室長だった。

 

 

室長:
「ふ~む。これをほんとにプリントするんですか?」

 

KO-TA:
「……。手書きの良さを…原寸サイズで…新聞感の演出…」

 

室長:
「どうもわからんなぁ」

 

當山:
「いやいまの若者は意外性に飛びつくんですよ」

 

 

スタッフも慌てて助け舟。

 

 

室長:
「……」

 

 

腑に落ちない室長は島袋さんが納得しているのみて、
なんとか了解気味の雰囲気に。

 

 

室長:
「ところで、この肩にプリントの社章ですが、
かならずそこなんですか。前の方がいいと思いますけど」

 

 

またまた少し緊張の波が…。

 

 

KO-TA:
「御社のロゴを腕章のイメージで…」

 

仲尾:
「この感じ、流行ってるんですよ」

 

 

2隻目の助け船がやっと到着。
このときどういうわけか、島袋さん。

 

 

島袋さん:
「腕章ならとってきましょう」

 

 

そしてテーブルの上には使い古いした腕章が…。

 

 

 

 

HB全スタッフ:
「おおっ、すごい。取材で戦ってきた証ですね」

 

 

室長、島袋さん、なんだかうれしそう。
かくして、この「腕章」がプレゼンをすべて成功に導いたのであった。

 

 

 

 

 

アイコンTストーリーその⑤につづく>>

 

 

関連商品

 

担当デザイナー:KO-TAのデザイン>>

 

 

沖縄タイムス社

沖縄戦時の報道の反省を踏まえ、自由な言論の確立と 平和に寄与することを掲げ1948年に創刊。その精神は米軍占領の圧政下でも貫かれている。戦後の窮乏期に生活苦にあった県民へ向けて自由な言論活動とともに伝統芸能など芸術全般を推進した。これはいち早く県民の精神復興に取り組んだもの。ちなみに創刊1周年記念事業で沖縄最大の総合美術イベント「沖縄美術展覧会(沖展)」を開催。県の美術文化振興の先駆けとなった。現在も文化事業の多彩さは注目されている。Tシャツは創刊号の紙面とロゴマークで報道のリアルさと力強さを表現。。