月別アーカイブ :

今日のアカラ “ウシシシシ…モーたまらない”

今日のアカラ(fasado)

 11月8日。金曜日。晴れ。アカラの北側のチンマーシ寄りの壁に、さいきんダイニングカフェ「ジャノス」のメニュー看板が設置された。しばらく立って見ていると、わたしの好きな料理名があるではないか……。横並びに7点のメニューが紹介されているが、ぼくのその好きなメニューというのは、最後の行にぶらさがっているという感じ。そのぶらさがっているというのは、珍品(こうおもうのはぼくだけなのだろう)だから、その場所が最適なのだろう。まさにスペシャルなやつなのだ。そのメニューというのは“牛テール”(Ox Tail)のこと。かわいい娘の“ポニーテール”ではない。おいしい“牛のしっぽ”である。

KYOAKA2

 10年くらいまえだろうか、いまはなくなってしまった浦添市城間の国道沿いにあった「ピザハウス」に、この“牛テール”がメニューのなかにあったのである。もちろん、そのとき初めてみて、食べたことはなかった。ぼくの頭には牛の硬いしっぽだけがイメージされて、冗談にもうまいだろうとはおもわなかった。ところが、ぼくはどうしたのだろう。直感的にその“牛テール”を、おばさんメイドにオーダーしたのだ。周囲にいた妻や、親戚連中は、声には出さかったが「ああっ、また異風なものを注文している」という顔でくすくすわらうのである。ぼくほ、なにを隠そう、ほんらい「珍品好き」。“ヒージャー”は好きだし、フィリピンのものすごい臭いで有名な“ドリアン”も大好物。数年前には友人たちと“マングースのスープ”も喉から通したこともある。これは、さすがにうまいというよりも、精進料理のようであったが。

 ところで話は“牛テール”である。フォークでおさえ、ナイフで切って、またもやフォークで刺し、口に運んだ。周囲の連中は薄ら笑いで静かにみまもっていた。……やわらかい…。ソーセージを限りなく進化させ、いくところまでいったというふうなやさしい味わい、肉のきめこまかな素材感…。とにかく、ぼくは、周囲のみんなにこう言ったのである。

 「こんなおいしいの、くったことがない!」

 ぼくにだまされたとおもって、どうだい。今度、ジャノスに出かけてみないか。あなたも必ず口にしてこう言うはずである。

「ウシシシシ…モー、サイコウー」

 

へいそー