月別アーカイブ :

今日のアカラ 1月9日

今日のアカラ(fasado)

 

 あけましておめでとうございます。といってしまいますが、もう新年あけて9日目なんですね。今日が、この「今日のアカラ」の仕事始めになります。ブログ始めっちゅうのでしょうか。さて、今日はこのことを話さないといけないのであります。というのは、アカラ2階で去年の12月19日から始まっている『共生展』というアートの展示会なのです。展示会は自らを隙間アーチストと呼ぶ西平まじる氏を中心に12人のアーティストがコラボで結集した形です。マジル氏のほかには、原型師、染織家、彫刻家、指物師、服飾デザイナー、織物師、陶芸家、下馬のアーティスト、版画家などなど、まるでサーカス小屋のいきおい。とにかく、まじる氏の異風さがこういう不思議なアーティストたちを呼び寄せたのは疑いようのないことはすぐわかります。会場内には、個性あふれる上質なアートが広げられ、このブログではとうていコメントは不可能でしょう。まずは、この展示会の中心人物のまじる氏についてふれておきます。じつは、わたくしめ、まじる氏とはもう30年ものつきあい。おまえば、まじる氏、あのころから「いくつになったら、小説をかく、アートをする」なんてことを口にしていたのです。さて、しばらくまじる氏をみかけなかったら、にわかに個展を始めているのです。しかし、この始まりには衝撃的な事件があったようなのです。というのは、50代に心筋梗塞に倒れ、起死回生で蘇ってきたのだというのです。これを機に、「再生展」(2002沖縄)、「転生展」(2007東京)、そして今回の「共生展」(2013沖縄<壺屋焼物博物館、アカラ>)とあいなっているのです。さらに今後おこなわれう最後の4部作目は「天性展」に続くといいます。さて彼の作品です。これらの作品のきっかけは、やはり53歳のときの「心筋梗塞」だといえましょう。展示作品のすべての「死のにおい」がするのはそのせいだとおもいます。ふつう「死のにおい」をモチーフとしたアートと言えば、どうしても「悲劇性」にとりつかれます。ところがどうでしょう。まじる氏の作品は、「ユーモア」にからみついた「悲劇性」が表現されているのです。つまり、ここでは「悲劇性のともなったユーモア」ということになります。この理由は作家が、作品に「永遠性」や「普遍性」を渇望しているからにほかなりません。つまりです、まじる氏の作品の根底にあるのは「ユーモア」なのですが、その場かぎりの「ユーモア」だと作品が死滅してしまうことを氏はよく知っているのです。言ってみれば、氏は「永遠のユーモア」をつくりたいために「悲劇性」を必要としたのです。作家は、普遍的な「ユーモア」を狙っているのです。さて、展示会終了が間近にせまっています。ちなみに、この「共生展」は、1月13日(月)までなので、みなさん見逃すことがないよう足を運んでくださいね。なにしろ、あなたはこの展示会で「永遠のユーモア」を感じることになるはずですから…。

 

MJ1

       「BLUE  OKINAWA」 KEYSTONE OF PACIFIC   西平まじる

へいそー