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HabuBoxぶらりインタヴュー No.3

ぶらりインタ表紙

 いまハブボックスのアカラ二階で「NEXT CORE」なる音楽とアートをテーマにしたグループ展が開かれている。もちろんコアスタッフおよび元スタッフを含めて7人によるものだ。そのメンバーをまず紹介しておこう。KEIKO(元ハブボックス)、MIKAKO(ハブボックス)、YUNA(ハブボックス)、TAKUTO(元ハブボックス)、みっちゃん(プリント工房)、RYOTA(縫製部)、NAOSHIGE(縫製部)の面々。

 さて「NEXT CORE」という展示会名からして、わたしなど「OLD CORE」の生き残りとしては、興味ツーツー。さっそく逸る気持ちをおさえて会場に乗り込んだ。ところがどうだろう。私にしてはそれぞれの作品が「60年代」の匂いがしてびっくりしたのだ。あのころ、つまりヒッピーやフラワームーブメント、さらにLSDの時代を彷彿させるような作品が並んでいるではないか。今の世のネットやコピューターグラフィック、さらに3Dデザイン、はたまたコンセプチャルな現代アートとは隔たった、いわゆる“手描き”のストーリー世界が広がっているのである。

 NC4

 狐に包まれたような気持ちに陥った私は、すかさずショップにいたYUNAを呼び、ぶらりインタヴューを試みられずにいられなかったのである。

へいそう「どうしてビートルズなの」

YUNA「じぶんでもわかりません」

へいそう「……」(のっけから行き詰まる)

YUNA「高校生のときから、なんだか好きになってしまって」

へいそう「それじゃ、どんな曲にまずはまったの?」

YUNA「まず、『When I’m 64』ですね」

NC1作品の前のYUNA

へいそう「ほう、けっこうあの曲はメロディーもアレンジもビートルズのなかでも古めかしい曲だよね」

YUNA「あの歌詞の世界がすきだったんです。あとは『Yellow Submrine』です」

へいそう「ああ…そっか。YUNAはビートルズの“物語性”の世界に魅かれているんだね」

YUNA「そうかも知れません。今回発表した『the beatles medley』(写真でYUNAの右側のイーゼルにかかかった作品)も、ビートルズのいろんな曲を聴きながらイメージして創作してみたんです」

へいそう「ほほう…。この『the beatles medley』という作品は、まさにYUNAの疾走するイメージがよく出ているような気がするな。それに幻想的な感じ」

YUNA「そうですか。いろいろと感じてくれるとうれしいですね」

へいそう「今日はどうもありがとね。とっても不思議で新鮮な気持ちを味あわせてくれたよ。どうもありがとう」

YUNA「ありがとうございました」

 YUNAは仕事があるのであまり引き止めることができず、ぶらりインタヴューはここで終わったが、ほかの6名の作品も個性派ぞろい。しかしその作品に共通で流れるテーマはやはり“物語性”だという気がした。それもその“物語性”の主人公はじぶん自身であり、作品とお話しながらみんな仕上げていったのだろうとおもう。ここで大事なのは…少しオジさんっぽいが勘弁してほしい。みんなが自分と会話しながら「作品」をつくっているということが素敵だなとおもった。デジタルだろうがネットであろうが、まずアーティストに大事なのは、どこまで行っても「じぶん」を「じぶんとして」描き出すことなのだとおもう。その意味ではこの『NEXT CORE』は私にとってなんだか「新鮮でいい気持ち」にさせられた展示会であった。7人のみなさん、今後もずっと「じぶんを見つめる」作品をつくり続けてくださいね。なお、作品店は2月22日(日)までやってるから、ここで紹介できなかったぶんは、ぜひ足を運んでじぶんで感じてくれたらとおもう。

 NC3

 

NC2