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今日のアカラ No.17

今日のアカラ(fasado)

 まだ春の時期、4月の初めから工事をしていたアカラ北側の「チンマーシ」が新しい顔でお目見えした。完成は6月の末だから、ほぼ3か月かかったことになる。「新チンマーシ」には、周囲の花園の整備を加えての大がかりな工事だったことからこんなに時間を要したのだ。

 「新チンマーシ」は琉球石灰岩の「粟石」を素材に、その魅力をいかんなく発揮している。沖縄産「粟石」の黄色みがかった白は、ギリシャなどをおもい浮かべる石灰岩の一種の「白亜」を感じさせ、なんだか神々しいものまで伝わってくる気がする。琉球石灰岩の一種である「粟石」は、沖縄の建造物や道路でもかなり古くから使われているから、沖縄人なら「新チンマーシ」の横を通ると、きっと琉球史の中世の「グスク」や「石積み」の味わいを感じとってくれるだろう。そういえばアカラでは樹座も「粟石」が使われているし、全体が琉球石灰岩をふんだんに使っている。「アカラ」自体が「グスク」のイメージと重なり合っているのかも知れない。

 先日、我が輩もその「新チンマーシ」の横切ろうとしたら、中国人(台湾人かな?)のファミリーが「新チンマーシ」のそばで和やかに記念撮影をしていた。「新チンマーシ」の前で携帯写真を向けるアジアのひとたちも多い。

 とにもかくにも「アカラ」の前に立ち、建物全体の写真を撮るアジア人はけっこう多い。どうしてなんだろうか。おそらく琉球石灰岩でつくられたこの「アカラ」には、もともと琉球石灰岩が含んでいた“塩”の厄よけ効果を無意識に感じているのではないだろうか。…そんな妄想をついしてしまう。

 それにしても「アカラ」をつくっている「琉球石灰岩」は、アジア人になんらかの親しみを感じさせているのだろう。

KA17A

KA17B

へいそー